2012年08月18日

街角にて

リトアニアの首都、ビリニュスを歩いていた時のこと。

隣の車からクラクションがしたので、なんだろうと思って振り向いてみると、若い白人の男が中指を立てて汚い言葉を叫んできた。
目線の先には自分しかいない。敵意のある目だった。
彼らは何かをわめいて、そのままどこかへ行った。

ガイドブックを見ると外国人排斥の犯罪が近年あったそうで、そうした思想の影響かもしれない。
彼らの行為が旅行者のこの国の評判を落とすとなると残念だ。

今回は何もなかったが、旅先で歓迎されなかったのは何も初めてではない。
同じような経験をしたことのある人もいるだろう。
旅先で会った人とはいろいろな話をするが、今回会った人の中には
ヨルダンで知り合った韓国人団体客が自爆テロに巻き込まれたと語る人も居た。

世界にはこうした理不尽な敵意を向ける人がいる。
日本にだってやってる人はいるかもしれない。

ただ、なぜその体験をするか、一つは自分が彼らにとって異質だからだ。

自分が異質である、と実感するのは、旅をしないとできないかもしれない。
経験しないのが一番かもしれないが、きれいごとではない体験は、世界の現実を思い知らせる。
自分を見る目を開く。

そうしたことに気づくのも、また旅の持つ力なのかもしれない。


posted by しゅらいぜ at 16:06| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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